テムズ河の潮汐を眺めつつ -331ページ目
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採用の知らせ

ロンドン出発前日に二次面接を受けた出版社から一ヵ月フリーランスで働きませんかというオファーを受けました。その後お互いに気に入ったら雇用条件などを交渉して社員として働く事になります。オファーのメールは二日前に到着していたので急いで承諾の返事のメールを送りました。

ロンドンに戻るのは4月22日金曜日の夜で、仕事の初日は25日の月曜日です。 ロンドンの夫とも連絡を取って私達の4才の娘を通っている小学校付属の保育園クラスまで送迎したり、学期の中休みや長期休暇の間に預かってくれる先を見つけなくてはなりません!私は2005年1月から失業中で、2月の半ばから病欠中のチャイルドマインダーさんに代わり娘の送迎をしていました。4月の25日からチャイルドマインダーさんが復帰できるという保証はないのです。

失業してから丸三ヶ月、そろそろ家計も苦しくなっていたので例え短期に終わるかも知れないにしても、仕事が入って良かったです。出版社のオフィスは新築の建物の最上階4階で、天井は木張り、壁面はほとんど窓で明るくて開放的だったし、面接の時に会った人々の印象も良かったので嬉しいです。

日本里帰り出発前日の二次面接

明日から日本に一ヵ月里帰りする今日、少し前に一度面接に行って来た出版社から二度目の面接に呼ばれました。この会社は児童書を専門に担当するシニアデザイナーの募集をしているのです。前回はデザイン部長と編集部長の二人だけでしたが、今回は社長、重役を含む六人を相手にポートフォリオを見せて自分を売り込み、質問に答えました。最初はまた少し上がってしまったけど直ぐに落ち着きました。

わざと困らせたり圧迫感を与えて反応も見るといったような事はなく、ごく普通の面接でした。日本で経験した面接と違う点と言えば、夫や親の職業や勤め先での役職、子供の有無、親と同居しているかどうかなどの質問は一切なかったという点です。募集広告にも年齢や性別の指定はありませんでした。イギリスの法律では、面接時にそういう仕事に直接関係ない質問をしたり年齢や性別制限をつけて求人広告を出したりする事は禁止されているようです。

帰りはまたデザイン部長の一平太さんがオフィスの出口まで送ってくれました。きちんと眼をみてさようならと言ってくれる丁寧な人でした。結果はメールで来週中に知らせてくれるそうです。

明日の朝は娘の香蓮と二人で出発し、二週間遅れで夫の透が私達と合流し、その後さらに二週間滞在の予定です。今回も直行便の日本航空で帰ります。初めての香蓮との二人っきりの帰省だけど、もう4才になり聞き分けも良くなったから、一時は安い乗り継ぎ便を使おうかと思いました。調べてみたら中国東方航空がかなり安く、税金や空港使用料を入れても400ポンドちょっと。

しかし透が航空会社利用客の各社のサービスへの感想を集めたサイト(http://www.airlinequality.com/Forum/seats.htm)を見つけて、そこでの評判を読んでびっくり。  

往路復路ともにトランジットで上海に一泊なのですが、無料で空港の側のホテルに泊まれるとの宣伝にはあります。でも実際には慢性的にオーバーブッキングらしく、バスでとーっても遠い所にあるホテルに連れて行かれるそうな。そこには両替所もまともなレストランもないそうな。客室乗務員も地元の旅客もすごくつっけんどんで、インフライトエンターテイメントも無く、食事は不味い、トイレは汚く鍵は壊れているし、シートもぎゅうぎゅう詰めで脚を置くスペースなし・・・。

恐れをなしてあっさりと料金の安さよりサービスの良さを選びました。
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