バイバイ、かわいい私の赤ちゃん達 | テムズ河の潮汐を眺めつつ

バイバイ、かわいい私の赤ちゃん達

朝食後に病室内のトイレを使ってみた。転んで余計な怪我をしないように看護師と一緒に酸素ボンベと導尿管とバッグには繋いだままで。立ち上がるのに相当なエネルギーが必要だった。
  予想通りに力む必要もない物が出た後にウオシュレットも完了。でもこの時点で「息が苦しい」パニックと脳貧血が出て気持ち悪くなった。

過去12日間にベッド上のみで過ごし、例え食事時であっても背もたれを45度以上上げるのを禁じられて暮らした結果がこれ。今日中にもう1度でもやろう。

昼過ぎに透と子ども達がスーツケースを持って現れた。主に私の洋服が入った物で復路の洋服を選んだ。  
  子ども達は持参したパンでお昼の後に大、大、大好きなドン・キホーテへ買い物に行った。彼らはストライキでキャンセルになったエアフランスのフライトを明日に動かしてとる。

私と透はようやくJALから登場許可が出たので、出来るだけ早い便を早く予約したいのにクレジットカードの処理に問題あり。でもカード会社が開くまで後4時間も予約を控えられない。便やシートの売り切れが怖い。
  そこで透が英語のカスタマーサービスにかけたら出た発音のきれいな日本人女性のスタッフ、あっさり諦めて通訳を使った。この通訳のレベルが低くてただでさえ長い50分の通話時間がより長く苦痛に感じられた。最終的には電話で手数料を払って予約が出来たのでその点は感謝する。

余計なお世話だが通訳さんは以下の点でトレーニングが要る。1 広く知られている英語名と日本人名を覚える。(私の名前、YayoiをKayoiに間違えたのはある事だろう。でも王族にも一般にも人気で伝統的な名前であるJamesが聞き取れずJanesとか言ってるのはダメ。最初からスペリングアウトしているのに。) 
  2 カスタマーサービス用の丁寧な表現を覚える事。悪気はないのに英語力がないばかりに相手をイラッとさせている。

一安心。

病院から車椅子を借りて始めて院内散歩してみた。ここがみんなが買い物していたローソンかーって。エレベーター脇にある床から天井までの窓も山の景色にも心洗われた。

そしてお別れの時。私も誰も保証できないけど、近日中に戻ってくる私はきっとまだ大丈夫という感触はある。バイバイ、かわいい私の赤ちゃん達!大好き❤。